雨音さんを知ったのは2023年の9月。弊社は聖書という膨大なテキストを声優さんにかわいく読み上げてもらう必要があったため(セクシーな読み上げ、という要件は一部キリスト教界隈からは結構ボコボコに叩かれたが)、コスト的な観点から工夫する必要があった。(破産するので)
ここでiikoeでリーズナブルな価格で全年齢で活動してくださっていた雨音いろみずさんに出会う。
1番はじめに依頼したときは正直そこまで成果物にいい感触はなかった。というのは、録音環境でノイズが多く、商品とするにはちょっと課題があった。
これは他の声優さんにも言えることだが、成果物のノイズには2つある
1. 元々の録音時点での音のクオリティ(ノイズ)
2. 録音後の音声ファイルのノイズ処理
聖書ASMRでは 2. については声優さんに求めていない。むしろ2. のノイズ処理は必要ないと思っている。これはありがた姉さんも言っていたことだが、あまりノイズ処理をしすぎると音がチープになるためだ。
だが、1. は最低要件である。ここのクオリティがクリアできていないと、継続して以来を躊躇することが、発注者としてはある。
当方の場合ゴリゴリのキリスト教と、かつ既婚者であり・・・概要欄やSNSなどでプロレス・演出的な意味合いで「声優さんだ〜いしゅき!ちゅっちゅ」みたいなことはよく書くが、原則わたしが声優さんに個人的な恋愛感情をもつことはない。(経営者やし、腐ってもキリシタンやし・・・)
「成果物」がいいかどうか、「結果が出ているかどうか」、が1番だいじだ。むしろそれしか評価基準はない。わたしは経営者であり、事業者なので、取引をしたいのは、プロとしてしっかりしているか、才能がずばぬけた人。(両方だとなおよし)
1事業者の発注者として、わたしが「金を継続して出したいな」と思うモチベーションは、以下だ(全部を満たす必要はない)
1. 成果物のクオリティが一定要件を満たしている(音質が許容範囲内)
2. 声が男性視聴者にとって魅力的である
3. 視聴者からのフィードバックがよい(人気がある)
4. 社会的信用値が高い(SNSのフォロワーが多い、他の活動で知名度や実績がある)
5. 対応が社会人として常識的である(ささいな変更要求を拒絶しない、コミュニケーションしやすい、無礼でない、レスポンスが遅すぎない)
6. 納期に遅れない
7. 相手の意図を汲み取ったり自分で考える力がある、主体的である
もう少し簡潔にいうと
1. 成果物のクオリティがよい
2. 本人に広告価値がある
3. 納期を守る(守れなくなりそうな場合きちんと前もって連絡する)
4. 仕事のクオリティが高い(コミュニケーション含む)
で、
ここで、雨音いろみずさんは私の中で聖書ASMRの中でもかなりトップの声優として認識を改めることになる。すなわち
音質の改善
成果物の音質がドラマチックに改善した。
これなら商品として間違いない。がんばって録音環境にきっちり投資したんだな、と理解できる。非常に好印象。継続して依頼したい、とおもえる
演技の大幅な進歩
聖書案件を振った時も、演技のギアの入れ方が非常に豊かで、おもしろい。多くわたしが発注しても「破棄してしまっている」音声のなかには、「ただ、オーディオブックのように棒読みしている」ものが少なくない。
この人の場合、きちんと「ギア」を、まるでマニュアル車の運転のように細かく微細にきりわけていく。表現力が高い。
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